ホンダコレクションホール(Honda Collection Hall)

日本

栃木 茂木 2022年12月

<概要>

モビリティランドもてぎ敷地内にあるホンダの公式博物館です。以前はツインリンクもてぎという名称でしたが、オーバルコースでのレースがほとんどなかったところに東日本大震災で利用不可になったため修復を諦め名称を変更したようです。もてぎのオープンに伴い鈴鹿から移設されました。三階建てで各フロアは左右に分かれた常設展ルームを中央の企画展スペースがつなぐような構成になっています。1階はホンダ創業の歴史と売店・休憩スペース、2階は市販車両、3階はレース車両です。2階、3階の左右展示ルームは四輪/二輪で分かれており同じ広さですが、二輪の方が小さい分台数は圧倒的に多いです。当ブログは四輪メインなので二輪については割愛します。所蔵車両は公式サイトのコレクションサーチから確認できますが、リストにない車両もあるようです。

ホンダといえばF1車両に注目しないわけにはいきません。F1第1期(1964-1968)で展示されていたのは、初の国産マシンRA271、記念すべき初優勝車両のRA272(優勝した11号車ではなく5位入賞の12号車の展示)、64年チャンピオンのジョン・サーティスを迎えたRA273、2勝目をもたらしたRA300(イタリアGP優勝車)、第1期最終年のRA301の5台でした。

F1第2期(1983-1992)は、復帰初年度のスピリット201C、86年に初のエンジンコンストラクターズチャンピオンを獲得したFW11(翌年ダブルタイトルを獲得したFW11Bはなし)、中嶋悟がドライブしたロータス99T(サンマリノGP6位入賞車)、16戦中15勝したMP4/4(セナのチャンピオンマシンでベルギーGP優勝仕様)、プロストのチャンピオンカーMP4/5(セナと接触し物議を醸した日本GP仕様)の5台。

F1第3期(2000-2008)は、佐藤琢磨がデビューイヤーにドライブしたジョーダンEJ12、表彰台11回でコンストラクターズ2位となったB・A・R006、ホンダがシャシー開発にも協力したスーパーアグリSA07、最終年度のRA108の4台。

F1第4期(2015-2021)は1台もありませんが、21年のレッドブルチャンピオンマシンが加わると良いなぁと勝手に期待しています。

他に世界的なレースで活躍した車両としては、佐藤琢磨がインディ500を制したダラーラDW12が2台(2017年仕様と2020年仕様)展示されていました。1995年ル・マンで日本人トリオがクラス優勝したNSX GT2もあるはずですが、展示されていたのは開始早々にリタイアしたGT1車両でした。

<アクセス>

土日祝日のみJR宇都宮駅(茂木駅経由)からバスが運行されていますが、1日1本なのでタクシーか自家用車が現実的です。高速からのアクセスも悪くかなり不便です。駐車場は1500円かかります。

住所栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
開館時間季節や曜日によって異なるため公式サイトでご確認ください
入館料無料
ただしモビリティリゾートもてぎの入場料1200円(大人)が必要
公式サイトhttps://www.mr-motegi.jp/collection-hall/
最新の情報は公式サイトでご確認ください。

<周辺観光>

周りに観光できる場所はありません。レースイベントやアトラクションとセットで訪れるのが良いと思います。

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