トヨタ博物館(Toyota Automobile Museum)

日本

愛知県 長久手市 2022年6月

<概要>

日本最大の自動車メーカートヨタの博物館です。場所は豊田市の本社地区ではなく、隣町の長久手市にあります。クルマ館と文化館の二つ建屋があり、どちらも三階建てです。主な展示はクルマ館の2階と3階、文化館の2階で、他は売店、レストラン、図書館です。

トヨタの博物館ではありますが、様々な年代の世界中のメーカーの車両が約160台展示されており、トヨタ車は2割程度です。統一されたフォーマットの説明が一台一台用意されていて、年代やテーマごとに車両がまとまっているので整然としています。広々としていて、柵が設置されている場合も車両の邪魔にならないよう配慮されており、海外の自動車博物館にはない気配りが感じられました。同様にホームページも親切です。所蔵車両の一覧と展示の有無が確認できるので、目当ての車両がある場合は事前に確認すると良いでしょう。ほとんどが動態保存されているということで、整備場やバックヤードも備えていますが、通常は見学できません。レース車両が少ない点が残念です。

自動車博物館としてはとても立派なのですが、企業博物館という雰囲気は希薄です。その代わりなのかは分かりませんが、名古屋駅近くに産業技術記念館という同じくトヨタが運営する博物館があり、トヨタの歴史や自動車の仕組み等を学ぶことができます。

<アクセス>

名古屋駅から公共交通機関を利用する場合、地下鉄東山線で終点の藤が丘まで行き、リニモ(東部丘陵線)に乗り換え芸大通駅で下車します。車の場合は東名日進JCTから名古屋瀬戸道路を通り長久手ICで降りるとすぐです。無料駐車場があります。

住所愛知県長久手市横道41-100
開館時間9:30-17:00(月曜休館)
入館料大人1200円
公式サイトhttps://toyota-automobile-museum.jp/
最新の情報は公式サイトでご確認ください。

<周辺観光>

愛知県内のトヨタ関連施設としては上述の産業技術記念館とトヨタ本社隣接のトヨタ会館があります。岡崎市には三菱自動車の本拠地もあり、三菱オートギャラリーという博物館があります。名古屋市名東区にはアウトガレリアルーチェというプライベート博物館があります。また、同区にはラクーンオートというミニカー専門店があり、1/43モデルを中心にメタル製やレジン製のいわゆるガレージキットを扱っています。博物館の売店や玩具店で売られているミニカーとはレベルの違う超精巧な完成品も販売しています。

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