イタリア ボルミオ 2020年7月
<概要>
スイスとの国境近くに位置するアルプスで二番目に標高の高い峠です。世界的に有名なドライビングロードで、アルファロメオのSUVがこの峠から名付けられたことでも知られています。実際に走ってみると、有名な理由は、その険しさにあることが分かります。勾配がかなりきつい上に、Rは小さく、道幅は狭めです(といってもすれ違えない程ではありません)。そのため、運転して楽しいかというと正直微妙です。ただ、この峠を楽に走破できるということは車両性能が高いという証になるのでしょう。なぜSUVの車名になったのか分かる気がします。アウディが電動SUVのe-tronをテストしていました。スイスのフルカ峠やオーストリアのグロスグロックナー山岳道路と比べると荒涼とした景色が続き、同じアルプスでも違った雰囲気が感じられます。




<アクセス>
日本から直行便のあるミラノのマルペンサ(Malpensa)か、乗り換え前提になりますがベルガモ(Bergamo)またはインスブルック(Innsbruck)が近場の空港になります。どの空港からも3時間前後かかります。車で走ることを前提にしているので公共交通機関での行き方は省略します。
開通時期 | 年によるが5月から11月初めまでオープン(冬季は閉鎖) |
通行料 | 無料 |
<周辺観光>
ステルヴィオ峠まで車で来たなら、立ち寄るべき観光名所が二か所あります。一つ目は、レーティッシュ鉄道です。スイスを代表する登山鉄道の一つで、世界遺産に登録されています。氷河や氷河湖といった自然景観だけでなく、特徴的なループ線や高架橋も見どころです。ステルヴィオ峠から発着駅があるティラーノ(Tirano)までは約1時間で着きます。二つ目はドロミテ山塊です。アルプス山脈のうちイタリア北東部の山群を指し、こちらも世界遺産に登録されています。荒々しい岩山が特徴で、ハイキングやドライブにお勧めです。西側の玄関口となるボルツァーノ(Bolzano)まで約2時間です。どちらも、そのためだけに旅行する価値がある見事な景観が広がっています。
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