今回はガソリンスタンドでの給油方法について書きたいと思います。若干の違いはありますが、基本的に日本のセルフスタンドと同じです。他のヨーロッパの国も大差はなく、流れは、おおよそ以下の通りです。
- 空いている給油機の前に停車
- 給油機の番号と油種を確認
- 給油
- 店内に行き給油機の番号を告げて支払い
戸惑う点は油種と支払い方法だと思いますので、以下でもう少し詳しく書いていきます。
<油種と価格>
一般的なスタンドでは以下のうち3-5種類を扱っている場合が多いです。
- ガソリン(いわゆるレギュラー)
- 高オクタン価ガソリン(いわゆるハイオク)
- バイオエタノール混合ガソリン
- ディーゼル
- プレミアムディーゼル
個人的経験では、地方やドイツ以外の国では1.か3.のどちらか、5.がない場合が多い印象です。レギュラー、ハイオクという表現は通じません。RONはオクタン価を表し、ヨーロッパの多くの国でハイオクはRON98ですが、ドイツではRON100も多く見かけます。
E5、E10という表示はバイオエタノールの混合比率、G7はバイオディーゼルの混合比率を表します。プレミアムディーゼルは清浄剤やセタン価(ガソリンのオクタン価に相当)向上剤などが添加されているようですが、普通のディーゼル燃料で問題ないと思います。
以下の例では、バイオエタノール混合比率違いのレギュラー二種(E10とE5)、E5のハイオク、B7のプレミアムディーゼルとB7のディーゼルから選びます。給油機の番号は4です。

フューエルリッド裏に指定油種が掛かれている場合が多いので、間違えないようにしましょう。

日本はガソリンが高いと言われますが、ヨーロッパはもっと高いです。高速道路のサービスエリアにあるスタンドはさらに割高です。以下は同じ日に、撮影したAralというドイツではメジャーなスタンドの価格表です。Superの場合、サービスエリアは1.569€/1L、一般道は1.249€/1Lなので、1€=120円とするとそれぞれ188円、150円もします。5kmも離れていませんが、サービスエリアの方がかなり高いことが分かります。ドイツ周辺国だと、イタリアが特に高く、逆にオーストリアは比較的安いです(税金の違いと思われます)。

<給油>
支払機が給油機に付いていない場合は、給油する油種のノズルを取り、トリガーを引くだけで給油開始されます。給油前に他に操作することはありません。支払機が付いている場合は日本と同様に画面に従って操作します。言語が選べ英語表示に切り替えられるようになっていますが、ちょくちょく現地語表示されるのはご愛嬌。
<支払い>
給油が終わったら店内に向かいます。待っている人がいても車はそのまま。下手に動かすと支払わずに逃げると思われる可能性があります(待たされてイライラする人はいないので気にしなくて大丈夫です)。店内で給油機の番号を告げ支払います。ドイツでは支払機が付いているスタンドは少なく、年配の店員だと全く英語が通じないことはよくありますので、ドイツ語の数字を覚えておくだけで大分スムーズです。14まで覚えておけば足りると思います。
- Eins(アインス)
- Zwei(ツヴァイ)
- Drei(ドライ)
- Vier(フィア)
- Fünf(フンフ)
- Sechs(ゼックス)
- Sieben(ズィーヴン)
- Acht(アハト)
- Neun(ノイン)
- Zehn(ツェーン)
- Elf(エルフ)
- Zwölf(ツヴォルフ)
- Dreizehn(ドライツェーン)
- Vierzehn(フィアツェーン)
<その他>
ちなみに給油口が左右どちらにあるか車内から確認する方法をご存知でしょうか?ほとんどの車は、下の写真のようにメーターの給油マークの横に▶(右側)か◀(左側)で示されています。


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