パニーニモーターミュージアム(Panini Motor Museum)

イタリア

イタリア モデナ 2019年10月

<概要>

モデナ郊外のチーズ工場ホンブレ(Hombre)社にある自動車博物館です。オーナーであったウンベルト・パニーニの個人コレクションが公開されています。主な展示車両はマセラティで、これらは、マセラティがフィアットに買収された後、オークションにかけられそうになった19台をウンベルトが地元モデナに残すために買い取ったものです。1957年のF1チャンピオンマシン250F、欧州で初めて非自動車系スポンサーカラーを纏った420Mエルドラド、通称バードケージを採用したTipo61 Drogoなど、台数は少ないながら貴重なマセラティが収蔵されています。マセラティには公式博物館がなく、パニーニモーターミュージアムがその代わりのような存在です。モデナの至宝を地元に残し、誰でも見られるように無料公開しているウンベルトの心意気に敬意を示し、パルミジャーノレッジャーノをお土産に買いましょう(チーズの直売店があります)。

<アクセス>

公共交通機関で行く方法はありません。モデナ駅(Modena)からタクシーで約15分です。

住所Str. Corletto Sud, 320, 41126 Modena MO, Italy
開館時間9:00-12:30,14:30-18:00(土曜は午前のみ日曜休館)
入館料無料
公式サイトhttps://www.paninimotormuseum.it/index.php?lang=2
最新の情報は公式サイトでご確認ください。

<周辺観光>

モデナ近郊には下記地図内に示すように数々の自動車メーカー・博物館がありますが、別途取り上げますので、ここではマセラティ関連に絞りたいと思います。モデナ駅から15分歩いたところに本社ショールームがあります。事前に申し込めば、工場見学やショールームの案内をしてもらえます(https://www.maserati.com/jp/ja/brand/factory-tour)。入りづらい空気はありますが、ショールームだけであれば予約なしで誰でも入れます。マセラティのエンブレムであるトライデントは、創業の地ボローニャのマジョーレ広場(Piazza Maggiore)にあるネプチューン像に由来しています。三つの切っ先は、エレガンス、ラグジュアリー、ハイパフォーマンスを意味し、マセラティ三兄弟の結束を表しているとも言われます。

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