イタリア ボローニャ 2019年10月
<概要>
ランボルギーニ創業者フェルッチオの長男トニーノが設立したプライベート博物館です。ランボルギーニ家は現在のランボルギーニ社の経営には関与しておらず、本社博物館とは別の施設になります。フェルッチオは戦後、自らの名を冠したトラクター製造会社を設立し、不要になった軍払い下げの車両を安く仕入れ、エンジンを流用・改造しトラクターに載せて販売するビジネスに成功します。巨万の富を得て高級車の収集をはじめたフェルッチオは、フェラーリも所有しますがクラッチの故障に悩まされ、結局自分で直してしまいます。既存のスポーツカーに満足できなかったことから、自ら開発に乗り出し、現在のランボルギーニがスタートします。この博物館には、ランボルギーニのスポーツカーだけでなく、トラクターや上記フェラーリ、フェルッチオがトニーノにプレゼントしたトイカー、ランボルギーニ家が所有していた車両等、ランボルギーニ縁の品が多数展示されています。ヘリコプターやパワーボートの開発も手掛け、エンジニアとしても実業家としても優れた才能を発揮したフェルッチオの歴史を知ることができます。
<アクセス>
ボローニャ中央駅(Bologna Centrale)からバス(97)に乗り、Z.i. Largheで下車、徒歩すぐです。博物館前に無料駐車場があります。
住所 | Strada provinciale 4 Galliera Sud, 319, 40050 Casette di Funo BO, Italy |
開館時間 | 平日10:00-13:00,14:00-18:00(土日は団体予約のみ) |
入館料 | 大人15€ |
公式サイト | https://www.museolamborghini.com/en/ferruccio-lamborghini-museum/ |
<周辺観光>
ボローニャは美食の街として知られ、ボロネーゼ、ラザニア、トルテリーニ、バルサミコ酢、パルミジャーノレッジャーノ、ランブルスコ等、美味しいものが沢山あり、私が今まで旅行した中でベストです。ピサの斜塔が有名ですがボローニャにも斜塔があります。登って旧市街を一望することができますが、予約が必要です。階段のみなので体力に自信の無い方は止めた方が良いでしょう。ボローニャはマセラティ創業の地でもあり、エンブレムの由来となったネプチューン像がマジョーレ広場にあります。なお、下記地図ボローニャ駅南側の黄色い環状道路の内側は大半が一般車両走行禁止域になりますので注意してください。
Le du Torri View from Le du Torri Fontana del Nettuno
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