当サイトでは様々な車にまつわるスポットを紹介していますが、ツアーでは行きにくい場所が沢山あります。そこで公共交通機関の使い方や宿泊等、自分で旅程を組む際に参考になる情報も今後発信していこうと思います。
今回は海外(主にヨーロッパ)でのホテル予約についてです。以下は、あくまで私の経験に基づくもので、同じようにすれば失敗しないというものではないことはご理解ください。
<予約>
予約サイトはいくつかありますが、私はもっぱらBooking.comを利用しています。ExpediaやHotels.comも使ったことはありますが、これらに比べ、掲載件数が圧倒的に多い点がメリットです。日本語に対応しているので初めてでも戸惑うことはないと思います。
ほとんどの方にとって予算は最重要項目の一つだと思います。私は基本的に一泊100€以下に抑えるようにしていますが、有名観光地や北欧のように物価が高い地域、大規模イベント時は150€前後になってしまうこともあります。ドミトリールーム(相部屋)や共用バス/トイレのホテルにしないと50€以下に抑えるのは難しいですが、田舎だと時々見つかります。ただし、安ければ良いというわけではなく、クチコミスコア8以上を条件にし、写真はよく確認します。50€前後でも結構良いホテルはありますが、安すぎるのも不安という方は80€前後で探してみてください。他の条件(朝食、駐車場、キャンセルポリシー等)はその都度変えています。これらは西欧の目安で、東欧に行けば半分程度の予算でOKです。もちろん国によりますが。
※コロナパンデミックやロシアとウクライナの戦争の影響による物価高がかなり進んでおり、特に都市部では200€でも空きが見つからないことがあります。例えばミュンヘンではコロナ前の2020年頃に比べると2倍以上に高騰している印象です。郊外に行けばまだ80€でも良いホテルはあります。
1か所に長期滞在する場合はアパートメントホテルも選択肢に入れると自由度があがります。いわゆる民泊で、家具・家電付きの物件を日割りで貸しているイメージです。食事やルームクリーニングはありませんが、自分で食事を作ったり、洗濯機があれば荷物を減らすこともできます。基本的に個人が貸し出しているので、鍵の受け渡し場所・時間や支払い方法は、Booking.comのアプリを通じて貸主と直接調整することになります。そのため現地で利用可能な携帯があったほうが無難です。

<チェックイン&アウト>
日本のホテルと同様に、フロントで予約名を告げるだけでOKです。予約サイトの確認証は必要ありませんが、コミュニケーションに不安がある方は英語の確認証を印刷していくと良いでしょう。ホテルによってはパスポートの提出を求められます。支払いはチェックアウト時が多いですが、チェックイン時の場合もあります。なお、クレジットカードでの支払いは、サインではなくPINコードを打つ場合がほとんどです。
<階の数え方>
ヨーロッパでは地上階は0階と表記します。なので1階は日本の2階に相当します。
<アメニティ>
歯ブラシ、髭剃り、スリッパ等が用意されているホテルはまずありません。ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが揃っていることも稀で、シャワージェルが一種類あるだけです。必要な物は持参してください。
<外出時>
チェックイン時に何も言われなければ、鍵をフロントに預ける必要はありません。朝早くからルームクリーニングを始めるホテルが意外と多く、朝食や外出時に部屋に入られる場合があります。何か盗まれないとも限らないので、貴重品は持ち歩くか金庫に保管してください。入られたくなければ「Don’t disturb」をドアに掛けて外出すると良いです。
<チップ>
ヨーロッパのホテルでは基本的に必要ありません。気持ちの問題なので、特にサービスが良かったと思うことがあれば渡せば良いと思います。
<その他>
ヨーロッパは歴史的景観を大切にしており、いわゆる旧市街と言われる場所は、古い建物をホテルに改装している場合も多いです。そのため、大きな看板はなく、場所が分かりにくいホテルや、エレベーターのないホテルも珍しくありません。たとえば、以下のように赤矢印で示した小さな表札にホテル名が書いてあるだけのホテルもありました。石畳も多いので、大きなスーツケースを持って移動する場合は、駅の近くや新しいホテルにした方が良いかもしれません。

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