グッドウッドフェスティバルオブスピード（Goodwood Festival of Speed）

イギリス　チチェスター　2019年7月

＜概要＞

レース愛好家のリッチモンド侯爵が企画した、世界中から博物館級の車両が参加するクラシックカーイベントです。新旧のレースカー、スポーツカーが沢山展示されているので、それだけでも楽しいのですが、このイベントの見どころは博物館では味わえない音やスピードを感じることができるヒルクライムレースです。タイムを狙いにいったり、ホイールスピンやドーナツターンで盛り上げてくれたりと、まさにお祭りです。パドックでエンジンを始動し、コースに向かう様子を間近で見ることができます。各メーカーのブースにも力が入っており、年々人気が高まっているのも納得できます。普段博物館で展示されている車両がグッドウッドに参加するため見れなくなる場合も多いので、この時期に博物館に行くのは止めた方が良いです。

観戦席はコース沿いにいくつか設置されていて、指定席はないので移動しながら見ることができます。私は金曜日に行ったのですが、どのスタンドも常に空席はありました（土日は分かりません）。グランドスタンドチケットがなくても沿道からヒルクライムを見ることは可能です。ただ、見やすいポイントは当然人が集まりますし、藁が積んであって見えにくいというのもあります。

チケットは曜日によって値段が異なり、土日は高いです。私が参加した金曜日は、入場券が58￡、観戦席券が43￡でした。直前だと売り切れてしまいますので、1か月前には予約した方が良いと思います。

＜アクセス＞

最寄り駅（Chichester）から30分おきに出ているバスを使うかタクシーでの移動になります。周辺にホテルは多くないのでレンタカーが便利です。どの方面からアクセスするかでパブリックパーキング（無料）の場所が変わってきますが、案内が出ているので迷わないと思います。

＜周辺観光＞

グッドウッドから東に車で1時間ほど走ると、セブンシスターズと呼ばれる絶景が見れます。これは白亜の断崖絶壁を7人の修道女に見たてて名づけられたそうです。観光案内所から歩くルートを説明したブログ等はいくつか見つかるのですが、もっと楽なルートがあるので紹介しておきます。下記地図の駐車場から遊歩道が整備されていて、河口まで歩いて行けます。崖の正面側にあたり、コーストガードコテージや美しい丘陵もあるので写真撮影にも適しています。ただし崖の真下に行きたい場合は川を渡る必要がありますが橋はありません。干潮時にひざ下まで濡れれば渡河できます。